小野市議会 > 2019-12-25 >
令和元年第419回定例会(第4日12月25日)

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  1. 小野市議会 2019-12-25
    令和元年第419回定例会(第4日12月25日)


    取得元: 小野市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-12
    令和元年第419回定例会(第4日12月25日)  ┌─────────────────────────────────────────────┐  │                                             │  │        第419回小野市議会定例会会議録                   │  │                                             │  │                                             │  │                                             │  │               令和元年12月25日(水)(第4日)            │  │                                             │  │                  開  議  午 後  1時30分           │  └─────────────────────────────────────────────┘      第1 議案第59号〜議案第71号     各常任委員会審査報告、       議案第74号〜議案第76号     同審査報告に対する質疑、                         討論、表決    第2 議員提出議案第1号         上程、提案説明、                         (議事順序省略)表決    第3 意見書案第2号           上程、提案説明、                         (議事順序省略)表決
       第4 議員の派遣について    第5 各常任委員会並びに議会運営委員会所管事務調査申出 2 本日の会議に付した事件    日程第1 議案第59号〜議案第71号   各常任委員会審査報告、         議案第74号〜議案第76号   同審査報告に対する質疑、                         討論、表決    日程第2 議員提出議案第1号       上程、提案説明、                         (議事順序省略)表決    日程第3 意見書案第2号         上程、提案説明、                         (議事順序省略)表決    日程第4 議員の派遣について    日程第5 各常任委員会並びに議会運営委員会所管事務調査申出 3 議事順序    開議(午後 1時30分)    開議宣告    議案第59号〜議案第71号、議案第74号〜議案第76号    議員提出議案第1号    意見書案第2号    議員の派遣について    各常任委員会並びに議会運営委員会所管事務調査申出    閉会宣告(午後 2時48分) 4 会議に出席した議員(16名)    1番  村本 洋子    2番  藤原 貴希    3番  松永美由紀    4番  河島  泉    5番  喜始 真吾    6番  久後 淳司    7番  平田 真実    8番  山本 悟朗    9番  河島 三奈   10番  高坂 純子   11番  前田 光教   12番  藤原  章   13番  小林千津子   14番  河島 信行   15番  岡嶋 正昭   16番  川名 善三 5 会議に欠席した議員説明員    な   し 6 議事に関係した事務局職員    議会事務局長     井岡  伸    議会事務局課長    内藤  暢    議会事務局      近都 祐子 7 会議に出席した説明員(16名)    市長         蓬莱  務    副市長        小林 昌彦    副市長        小林 清豪    防災監        上田 芳敬    技監         森本  孝    総務部長       新免 秀晃    市民安全部長     宮村 卓也    市民安全部次長    宇崎 宏明    市民福祉部長     松井  孝    市民福祉部参事    犬塚 良子    地域振興部長     上月 敏之    水道部長       奥田 謙二    消防長        近都 登志人    教育長        橋本 浩明    教育指導部長     小西 博泰    教育管理部長     岸本 浩幸 8 会議に付した事件  1.市長提出議案  議案第59号 令和元年度小野市一般会計補正予算(第3号)  議案第60号 令和元年度小野市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)  議案第61号 令和元年度小野介護保険特別会計補正予算(第3号)  議案第62号 令和元年度小野市下水道事業会計補正予算(第2号)  議案第63号 小野市森林環境基金条例の制定について  議案第64号 一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について  議案第65号 特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について  議案第66号 議会の議員議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について  議案第67号 小野市手数料徴収条例等の一部を改正する条例の制定について  議案第68号 兵庫県市町村職員退職手当組合規約の変更について  議案第69号 小野市うるおい交流館の管理に係る指定管理者の指定について  議案第70号 小野市都市公園の管理に係る指定管理者の指定について  議案第71号 白雲谷温泉ゆぴか規模改修工事請負契約の変更について  議案第74号 小野市庁舎建設工事請負契約の変更について  議案第75号 小野市庁舎電気機械設備工事請負契約の変更について  議案第76号 新庁舎庁用備品の取得について  2.議員提出議案  議員提出議案第1号 小野市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について  意見書案第2号 難病医療費助成制度の改善を求める意見書                  午後 1時30分                  〜開 議 宣 告〜 ○議長(川名善三君)  これより、4日目の会議を開きます。  それでは、お手元に配付いたしております議事日程に基づき会議を進めてまいります。  これより日程に入ります。
               〜日程第1 議案第59号〜議案第71号               議案第74号〜議案第76号〜 ○議長(川名善三君)  日程第1、各常任委員会審査報告であります。  去る12月19日の本会議において、各常任委員会に審査を付託いたしました議案第59号から議案第71号まで、及び議案第74号から議案第76号までの以上16件を一括議題といたします。  本件について、審査の報告がありましたので、各常任委員長の報告を求めます。  初めに、総務文教常任委員長 岡嶋正昭議員。                 (岡嶋正昭君 登壇) ○15番(岡嶋正昭君)  総務文教常任委員会審査報告を行います。  当委員会に付託されました案件は、議案第59号、議案第64号から議案第69号まで、及び議案第74号から議案第76号までの以上10件でございます。  委員会を去る12月23日に開催し、当局から詳しく説明を受け、その後、慎重に審査を行いました。  次に、審査の結果については、お手元の委員会審査報告書のとおりでありまして、議案第67号については反対討論があり、採決の結果、賛成多数をもって可決すべきものと決定した次第であります。残り9件については、反対討論はなく、全会一致をもって可決すべきものと決定した次第であります。  何とぞ、議員各位におかれましては、当委員会の決定にご賛同を賜りますようお願い申し上げまして、総務文教常任委員会審査報告といたします。 ○議長(川名善三君)  次に、民生地域常任委員長 高坂純子議員。                 (高坂純子君 登壇) ○10番(高坂純子君)  民生地域常任委員会の審査のご報告を申し上げます。  当委員会に付託されました案件は、議案第59号から議案第63号まで、議案第70号及び議案第71号の以上7件でございます。  委員会を去る12月23日に開催し、当局から詳しく説明を受け、その後、慎重に審査を行いました。  山林の定義は、国有地民有地も総称してという回答を得るなど、議案第63号につきましては、注目をしていく条例と全員が認識を持った次第でございます。  審査の結果につきましては、お手元の委員会審査報告書のとおりでございまして、反対討論はなく、全会一致をもって可決すべきものと決定した次第でございます。  何とぞ、議員各位におかれましては、当委員会の決定にご賛同を賜りますようお願い申し上げまして、民生地域常任委員会審査報告といたします。 ○議長(川名善三君)  以上で、各常任委員長報告は終わりました。  ただいまの委員長報告に対して、質疑の希望はありませんか。                (「なし」と呼ぶものあり) ○議長(川名善三君)  各常任委員長に対する質疑の希望はありませんので、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第59号から議案第71号まで、及び議案第74号から議案第76号までの以上16件について、これより討論、表決に入りたいと思います。  これにご異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長(川名善三君)  ご異議なしと認めます。  したがって、そのように決定しました。  これより、討論、表決に入ります。  議案第66号 議会の議員議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、討論の希望がありますので、発言を許可いたします。  藤原 章議員。 ○12番(藤原 章君)  日本共産党の藤原 章でございます。  私は、議案第66号 議会の議員議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、反対の立場で討論いたします。  本条例は、私たち議員期末手当について、人事院勧告に伴って、期末手当支給月数を年間4.45カ月分から4.50カ月分に引き上げようというものです。一般職の職員については、議案第64号で初任給を初め、一定の給料引き上げ期末手当改定案が提案されており、それに準じて議案第65号で特別職議案第66号で議員に関する改定が提案されています。  私が改正に反対しますのは、今の時期に議員期末手当を引き上げる必要はないということです。期末手当は、人事院勧告に基づいて一時引き下げられていましたが、今は徐々に増額されています。一方、民間では相変わらず非正規雇用が横行し、働く人たち実質賃金は余り上がっていません。また、年金は次第に切り下げられ、加えて消費税が10%になり、市民の暮らしは明るさが見えません。こうした中で期末手当とはいえ、議員増額支給を受けることは適切ではないと考えるものです。  なお、私は小野市一般職員の給与や手当を改善することは大いに賛成です。小野市の職員は少ない人数で市民のために精いっぱい働いておられます。その苦労や努力に報いることは大切ですし、働く人の賃金を上げることは、日本社会と経済にとって最も重要な課題であって、社会のモデルたる公務労働者の待遇を改善することは大変意義があると考えます。  私たち小野市議会は、長期活動休止や住民の信頼に反する行為をした場合に、議員報酬等の減額・停止ができる条例の制定や政務活動費をなくしました。これは、市議会が市民の信頼と納得を得て、市民とともに歩むための自律的な処置です。私は議案第66号にも、この姿勢で対処することがふさわしいと考え、議員の皆様の賛同をお願いしまして、反対討論といたします。 ○議長(川名善三君)  これにて、議案第66号についての討論を終結いたします。  これより、議案第66号を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  本案は、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                  (「起立多数」) ○議長(川名善三君)  ご着席ください。  起立多数であります。  したがって、本案は、原案のとおり可決することに決定しました。  次に、議案第67号 小野市手数料徴収条例等の一部を改正する条例の制定について、討論の希望がありますので、発言を許可いたします。  河島信行議員。 ○14番(河島信行君)  こんにちは。河島信行です。  私は、議案第67号 小野市手数料徴収条例等の一部を改正する条例の制定について、反対の立場で討論いたします。  主に、次の3点から反対討論をいたします。  1点目、住民記載事項証明書印鑑登録証手数料アップは、多くの市民の暮らしに負担をさらに強いることになります。  2点目、白雲谷温泉ゆぴか温泉施設使用料の100円アップの700円、このアップに関して、小野市民の皆様と市外の皆様並びに県外の方々の使用料を区別すればと考えます。大池総合公園スポーツ施設使用料は、市外の方は市民の使用料の2倍です。  最後に3点目ですが、市民の皆様等に意見を聞く機会、例えば公聴会説明会の開催がありません。地方自治法に基づくと、そのような会を開く必要はないとのことですが、開いてもよいのではないでしょうか。  以上の理由で、議案第67号に反対いたしますので、議員の皆様のご賛同をお願いいたしまして、反対討論といたします。ありがとうございます。 ○議長(川名善三君)  これにて、議案第67号についての討論を終結いたします。  これより、議案第67号を採決いたします。  本案に対する委員長報告は可決であります。  本案は、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                  (「起立多数」) ○議長(川名善三君)  ご着席ください。  起立多数であります。  したがって、本案は、原案のとおり可決することに決定しました。  議案第59号から議案第65号まで、議案第68号から議案第71号まで、及び議案第74号から議案第76号までの以上14件について、討論の希望はありませんので、これにて討論を終結します。  これより、議案14件を一括して採決いたします。  本案は、原案のとおり可決することに、ご異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長(川名善三君)  ご異議なしと認めます。  よって、議案14件は、原案のとおり可決されました。              〜日程第2 議員提出議案第1号〜 ○議長(川名善三君)  次に、日程第2、議員提出議案第1号を議題といたします。  議案の朗読を省略いたしまして、提出者から提案理由の説明を求めます。  前田光教議員。                 (前田光教君 登壇) ○11番(前田光教君)  ただいま議題となっております議員提出議案第1号 小野市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について、提案者を代表して提案理由のご説明を申し上げます。  議員提出議案書をご覧ください。  本件につきましては、各会派代表者の賛同を得て提案するものであります。  この議案は、現在、当初予算議案については予算特別委員会で、補正予算及び決算議案は各常任委員会に分割付託して審査を行っていますが、当初予算から補正予算を経て、決算認定に至るまで全議員がかかわり、議会が有する監視機能をさらに高めるために、新たに予算決算常任委員会を設置をしようとするものであります。  なお、この条例は、令和2年2月26日から施行しようとするものであります。  どうか、議員各位のご賛同を賜りますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明といたします。 ○議長(川名善三君)  以上で、提案理由の説明は終わりました。  この際、お諮りいたします。  ただいま上程中の議案につきましては、議事の順序を省略し、直ちに表決に入りたいと思います。  これにご異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長(川名善三君)  ご異議なしと認めます。  したがって、そのように決定しました。  これより、議員提出議案第1号を採決いたします。  本案は、原案のとおり可決することに、ご異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長(川名善三君)  ご異議なしと認めます。  したがって、本案は、原案のとおり可決されました。               〜日程第3 意見書案第2号〜 ○議長(川名善三君)  次に、日程第3、意見書案第2号を議題といたします。
     意見書案の朗読を省略いたしまして、提出者から提案理由の説明を求めます。  意見書案第2号 難病医療費助成制度の改善を求める意見書について、山本悟朗議員。                 (山本悟朗君 登壇) ○8番(山本悟朗君)  ただいま議題となっております意見書案第2号 難病医療費助成制度の改善を求める意見書について、提案者を代表して、提案理由のご説明を申し上げます。  2015年1月から新たな指定難病医療費助成制度が施行され、「重症度基準」による選別が行われた結果、難病と認定されても多くの軽症者医療費助成対象外となっています。  厚生労働省の調査によると、難病医療費助成を受けられなくなった不認定患者の中には、通院回数を減らした方もおられ、受診抑制による重症化も危惧されるところです。難病は、一旦重症化すると、回復が困難な上、他の病気を併発する可能性もあり、早期のうちから定期的な受診が必要です。  つきましては、指定難病医療費助成について、軽症難病者を含む指定難病患者への適切妥当な助成を求めるものであります。  何とぞ、議員各位のご賛同を賜りますよう、お願い申し上げまして、意見書案第2号の提案説明といたします。 ○議長(川名善三君)  以上で、提案理由の説明は終わりました。  この際、お諮りいたします。  意見書案第2号につきましては、議事の順序を省略し、直ちに表決に入りたいと思います。  これにご異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長(川名善三君)  ご異議なしと認めます。  したがって、そのように決定しました。  これより、意見書案第2号について採決いたします。  本案は、原案のとおり決定することに、ご異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長(川名善三君)  ご異議なしと認めます。  したがって、本案は、原案のとおり可決されました。  ただいま可決されました意見書の取り扱いにつきましては、議長に一任いただきたいと思いますが、これにご異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長(川名善三君)  ご異議なしと認めます。  したがって、そのように決定しました。              〜日程第4 議員の派遣について〜 ○議長(川名善三君)  次に、日程第4、議員の派遣についてを議題といたします。  初めに、小野市議会会議規則第159条ただし書きの規定により、議長において決定した議員派遣について、お手元のとおり報告いたします。  次に、お諮りいたします。  本日以降、令和元年度に予定しています議員の派遣について、お手元に配付いたしております一覧表のとおり、議員を派遣していきたいと思います。  これにご異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長(川名善三君)  ご異議なしと認めます。  したがって、お手元に配付しました「議員の派遣について」のとおり、議員を派遣していくことに決定しました。  お諮りいたします。  ただいま、議員の派遣について議決されましたが、派遣場所派遣期間等に変更があった場合、その決定については、議長に一任いただきたいと思いますが、これにご異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長(川名善三君)  ご異議なしと認めます。  したがって、そのように決定しました。       〜日程第5 各常任委員会並びに議会運営委員会所管事務調査申出〜 ○議長(川名善三君)  次に、日程第5、各常任委員会及び議会運営委員会所管事務調査に関する件について、それぞれの委員長より、会議規則第98条第1項及び第2項の規定により、お手元に配付いたしております一覧表のとおり、閉会中の継続調査をいたしたい旨の申し出がありました。  お諮りいたします。  各常任委員長及び議会運営委員長より申し出のとおり、それぞれ閉会中の継続調査に付すことに決定して、ご異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶものあり) ○議長(川名善三君)  ご異議なしと認めます。  したがって、各常任委員長及び議会運営委員長より申し出のとおり、それぞれ閉会中の継続調査に付すことに決定しました。                  〜閉 会 宣 告〜 ○議長(川名善三君)  これにて、本会議に付託された案件の審議は全て終了いたしました。  したがって、今期定例会はこれにて閉会いたします。                   〜議長挨拶〜 ○議長(川名善三君)  閉会に当たり、一言ご挨拶申し上げます。  今期定例会は、28日間にわたり、終始慎重にご審議いただき、ここに全議案を滞りなく議了し、閉会の運びとなりましたことは、市政のため、まことにご同慶にたえません。  ここに、議員各位のご精励に対し、深く敬意を表する次第であります。  今後とも絶えず市民の負託に応えるとともに、さらなる議会改革に取り組み、市民に開かれた議会を目指し、議会の活性化、円滑な議会運営皆様方の一層のご指導、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げる次第であります。  また、市長を初め市当局各位におかれましては、真摯なる態度で審議にご協力いただき、感謝いたしますとともに、その過程で述べられました議員各位意見等につきましては、今後の市政執行に十分反映されますよう、希望するものであります。  さて、いよいよ本年も残すところ、あとわずかとなり、寒さも一段と厳しさを増して来ようとしておりますが、議員各位並びに市長を初め、当局の皆様におかれましては、健やかによき新春をお迎えくださるよう心から祈念いたします。  終わりになりましたが、報道関係各位のご協力に対し、厚く御礼を申し上げ、まことに簡単粗辞ではございますが、閉会のご挨拶といたします。  ありがとうございました。  それでは、市長より、閉会に当たり、発言の申し出がございますので、お受けいたします。  市長。                   〜市長挨拶〜 ○市長(蓬莱 務君)  第419回市議会定例会の閉会に当たりまして、一言お礼かたがた、ご挨拶を申し上げます。  私も市長21年目なんですけれども、こんな声で挨拶するのは、21年間で初めてですね。家内に言わせますと、人並みに人間やったねと言われて、安心していいのか、昨年度は今ごろ選挙の準備で緊張しておったんですね。人間というのは、緊張感を忘れると、風邪にも負けるということでありますので、やっぱり市政もそうであります。もう一回、気構えをして、年末に、来年に向かってやらないかんなと、こんな思いです。非常にお聞き苦しいですけれども、今までの声がよ過ぎたと思って、適当にご理解いただいて、多分こう言っているんだろうということでご理解いただければなとこう思うところであります。  そういう中でありますけれども、念のため申し上げます。インフルエンザではありませんので。やっぱり立場上、一応、検査に行ってきました。熱なし、声だけがあかんと。お酒飲めば治るかなと思ったんですけれども医者に怒られまして、インフルエンザは陰性ということでありましたので、それできょうは議会へ出てきました。もしこれで、インフルエンザと判定されておったら、これはやっぱり出たくても、いやきょうは楽だなと思って出なくてもよかったかもしれませんけれども、前置きが長くなっておりますけれども、そういうようなことであります。  ところで、昨日、オープンをいたしました白雲谷温泉ゆぴか、初日だったんですね。これが、普通の日だったんですけれども、1,400人でした。前年の同一日と比べますと、約124%ということであります。売り上げは、何と、前年同一日に比べまして、570%、どういうことやねんと。人数は2割強ふえとるだけなのに、実は、先ほどの話にありましたけれども、単価が上がったからじゃないんですよ。単価はこれから上がるわけですからね。直売所とか、レストランとか、それからマッサージ等も非常に好調であって、品切れということでございました。  いずれにしましても、オープンしてから大リニューアルをやろうということでありましたので、皆さんも必ず一回は自前のお金で家族も連れて行ってください。営業本部長としては、当然皆さんに半ば強制的に申し上げますので。やっぱり行政も経営であります。あらゆる面でかかった費用をどう回収するか、これは官民問わず当たり前のことであります。  したがって、手数料の改定等も決して市民に対して、我々は無理強いをしているんじゃなしに、上がったって小野市に住んでよかったなと、上がったってこの温泉は違うと、市長、何やったらもう3倍ほど上げてもろうてもよろしいよと、そういうような、だってあれだけの温泉というのは、本格的な温泉の16倍泉質を持っとるわけですから、わざわざ遠いところへ5万円も使って行くんだったら、あそこへ行けばわずか600円が700円になったというだけの話だけですから、ぜひとも行っていただきたいと。  小野市民はそれでもまだ2割ほどしか行っていないんですね。ほとんどが近隣市、加古川市、明石市、神戸市、姫路市、きょうは加西市の方もお越しになっているようであります。加西市からもたくさん来ていただいて、要するに北播磨総合医療センターもそうでありますけれども、医療とか温泉とかには市境はないんですよ。お互いに協力し合って、連携をとり合って、そして、この北播磨、わずか27万人、これが22万人になって5万人減っていこうということですね。  昨日の新聞に載っておりましたけれども、子供のいわゆる出生率が86万人でしたかしら、2年前倒しで低くなっとる。そういう中で、合計特殊出生率というの、恐らく1.42をさらに割るんではないかと。政府はどういう目的があったか知らんけれども1.8だと言っているんですね。  これ、ビジネスの世界で、総理大臣が1.8と言っていて、1.42の現状から1.4ぐらいに下がったら、何も私、安倍総理大臣を批判しとるんじゃないんですよ。要するに仕事に対するターゲティングワーク、成り行きであって、目標を定めた仕事になっていないと。  これは、我々政治を、我々この行政を携わる者にとっては最も大事なことであります。成り行き管理からターゲティングワークと。私は職員に、どんなことでもいい、きちっと目標を定めて、「のために何を今するのか」ということをやって進めていくべきであるということを申します。  全然、きょうの閉会に当たってのご挨拶にはまだ入っておりません。今から申し上げますので、ひとつ総括という意味で聞いていただきたいと思います。  第419回市議会定例会の閉会に当たりまして、先ほど来、お礼を申し上げるのにいろいろ余計なことを言っておりますけれども、ご挨拶を申し上げたいと思います。  さて、先月28日の開会以来、議員各位には、上程しておりました各案件につきまして、慎重にご審議をいただき、いずれも先ほど原案のとおり可決、そしてご決定を賜りました。心から厚く御礼を申し上げるところであります。  さて、今期定例会におきましても、一般質問を通じまして、7名の議員の方々から、7名の議員って、随分少なくなったものですな。質問はもっとたくさんあってもいいと思うんですけれどね。簡潔にいい質問を。私はそう思いながら、余り議会のことまで踏み込むなといって、後ろから議長が言われておりますので、それ以上申し上げませんが、やっぱり我々は、先ほど報酬の問題がありましたけれども、報酬が高いか安いかではないんですね。それに見合うような仕事をしたらいいんですよ。そこがポイントなんですよ。  職員に言うんですよ。小野市はご承知のとおり、私、21年になりますけれども、職員の給与カットは一切やっておりません。何かちょっとあれば、パフォーマンスでちょっと下げてやっているという、おかしいんですよ。堂々と仕事を少数精鋭で、小野市は10万人以下の市では、住民100人当たりの職員の数は県下29市なんですけれども、最も少ない職員の数でやっていると。これは、本当の意味で実力成果主義を実践している職員であると。そういう人たちは、残業が減ったことを前言ったでしょう。残業が減った、皆で一緒に減らしましょうとやっているわけですね。  残業が減るといった無理強いしたわけじゃないですね。仕組み・システムを変えることによって、つまり労働生産性が上がったことに対する成果なんですから、残業で浮いたお金は皆さんにインセンティブとして、皆さんに賞与時に加点主義で、減点主義じゃなくて、加点主義でさらにプラスアルファしたらいいじゃないかと言ったら、職員組合の立場としては、要求すべきことを逆に市長から言われたら困ると。これ現実の話なんですね。でも、賃金というのは、労働生産性の、いわゆる対価に対する報酬でありますから、そのような仕組みを変えることによって、ただ単に無理強いをして、無理してサービス残業にして減らしたんだったら全く意味ないわけですね。  そういったことからしましても、残業一つにとりましても、そういうことについてもご理解いただきたいと思うところであります。  ここで、再度総括をさせていただきたいと思います。  まず、コミセンおのの移転についてでありますが、現在の福祉総合支援センターへの移転に向け準備を進めておりますが、今後人口が減少していく中で、既存施設のありようを前提に考えるのではなくて、市内各地区のコミセンや、場合によっては町の公民館を活用するといったことも含め、市内全体における施設の有効活用を持続可能性の面からも検討する必要があると考えております。  要するに、この庁舎が新しく新庁舎へ移りますね。これを潰すことになるわけですけれども、そういう中でコミセンの移転もあるんですけれども、この際、こういうコミセン活動は、ここでやらなければならないしやってきたという、いわゆる前例踏襲型で固定観念にとらわれてやるんではなくて、もう一回市民活動の原点とはどこにあるかを考えたら、別にどこでやってもいいんですね。そういうことを、例えば、空き家を大きく利用するとか、要はその中で活動する人たちがどうやって知恵と工夫で、そしてやりがいがあるかと、そういうことを考えるいいチャンスやと思います。ピンチはチャンスやと。潰したらその後、市民にそのままそれを提供するという時代ではないということであります。  そういう中で、社会福祉協議会が新庁舎へなぜ移転しないかというご意見をいただきました。この件については、ご理解されているところでありますけれども、基本的には、社会福祉法人といういわゆる独立した法人であって、本来は自立して活動を行うべき団体であるということもご理解いただいたところであります。  その次に、不妊治療についてでありますが、行政の果たし得る役割というのは、一つの側面だけを見て行うのではなくて、例えば、今回の不妊治療費の助成に関していえば、“子育て支援”という全体の最適化の中で検討すべき課題であり、小野市においては、議会答弁の中でありとあらゆる面で答弁させていただいたとおり、既に十分対応できていると考えております。  ご夫婦がみずからをもって、苦労したけれども我が子を手にできた、そこに行政では実現できない価値があり、行政がどこまでも支援するというのは、本来あるべき姿ではないと考えております。  これは私がよく申し上げる、子供の教育に関して、もっと自立した子供が欲しいと、そういうように小野市は教育行政を進めていくのと同じように、母親もまた、自立したそういう強い母親になること、それが逆の方向に行っているようなことに加担すべきではないというのが、小野市の1つの理念であり、本来あるべき姿、このように考えているところであります。  続いて、防災対策のさらなる推進についてでありますが、再度、液体ミルクの備蓄に対するご提案をいただきました。私は、これは、液体ミルクを備蓄するのに何にも反対はしていないんです。今はもう全国的に液体ミルク、液体ミルクですね。液体ミルク、これが、たまたまこの前の災害時においてヨーロッパから空輸されてきた備蓄品というか、その支援物資の中にヨーロッパの液体ミルクがあった。まだ日本ではできていなかったんですね。急遽、今2社が江崎グリコと明治乳業ですか、がやろうとして、これは缶とそれから今紙パックみたいなのがあるんですか、最近それにまた乳首をつけてやるように、どんどん技術革新でもっと変化していくと思いますね。  今だったら常温25度以下で置かなきゃならないようになってくると、そうすると、液体ミルクの本質はいいんだけれども、夏場の恐らく部屋の中でも40度近くなる中において、その液体ミルクを保管するという問題がありますということです。ですから、常温の25度以下で保管しなければならないということがありますので、夏場は冷蔵庫で保管しなければならないなど費用対効果の面で課題があるということであります。  防災対策で一番大事なことは、災害に対する意識改革であり、行政が何をしてくれるかではなくて、自分たちに何ができるかを考える“自立した社会”をつくることが、小野市における行政の使命であり、防災に対する一番の近道であると考えております。  ですからこういうことを機会に、液体ミルクっていいなと思ったときに、行政に頼っとる暇があったら町内会で、皆さん、赤ちゃんがおる家には、うちの町だけは、うちの自治会は、液体ミルクをそれぞれの家庭に5本以上保管しましょうよと。それは、いざというときに助かるということではなくて、市民の防災に対する意識が変わるということです。つまり、意識改革なくして行動なしなんです。  何でもかんでも行政が準備してやることによって、これは子供に何でも与え過ぎた結果、自立した子供に何にもならない、甘やかしたことでろくなこともできない、ちょっときつい言い方をしますけれども、私は甘やかされて育っていないんで、厳しい、厳しいばっかり言われるんですが、そんなことはないんですよ。当時は、我々の世代は貧しかったかもしれないけれども、そういういっぱいの愛情を家庭だけではなくて、地域がしっかりとフォローしておった。これにまさる備蓄はないんですね。  だから一番大事なことは、備蓄とは何ぞやという本質を考えたときに、備蓄とは、どこかに備蓄するんじゃなくて、心の中に備蓄し、地域に自分たちが何を備蓄すべきかを考えることが、備蓄の本質であると。災害対策の一番大事なことは、そのことを我々は忘れようとしている。備蓄というのは、目に見えるものではなくて、目に見えないことこそ、その価値があるということを考えることであろうと思います。
     そしてまた、食品ロスという大きな問題に対するご質問をいただきました。この「もったいない」というモラル、道徳的な側面からの取り組みはもちろん重要でありますが、この問題が起こる背景、つまり、1つには在庫のリスク、2つには価格のリスク、3番目は鮮度のリスクという市場のメカニズムの本質を理解しておく必要があると私は答弁いたしました。  と、答弁したその2日後だったと思うんですね。いみじくも食品ロスを防ぐために、コンビニは値段を下げて、そして全部それを、つまり値段を下げてスーパーマーケットによるロスを少なくしようというのが、2日後にそれ出ていましたね。  けれど、もう1つのことを考えていないですね。持ち帰った家庭で、それが食べられればいいですけれど、残ったものは今度はスーパーマーケットでは捨てないけれども、家庭で捨てる可能性があるということ。  それともう1つは、価格を下げたら、これをチャンスに競争になって、どんどん価格を下げていきます。なぜならば、申し上げたように、スーパーマーケットにあるものは廃棄処分を加味した価格で売っているわけですから、そうすると、価格破壊が起こります。そうすると、スーパーマーケットの経営ということがまた厳しくなってくるということになってきます。そうすると、そこで払う賃金が払えないので、今労働者は、スーパーマーケットの労働者は、都会ではほとんど外国人労働者になってきとるんですね。これがもっと加速化していくと。  つまり、市場のメカニズムというのは、そう回っていくものなんで、そういう意味で食品ロスというのは、そういう市場のメカニズムを、本質をよく理解して、どうやって本当の意味での食品ロスを減らすかということを考えるべきであるということをそこで申し上げたわけです。  だから、鮮度のリスクということについては、ご承知のとおり、本当にあの賞味期限というのは、どういう科学的根拠に基づいてやっているんかということをどれだけの多くの人が知っているかということになるんですね。たった一日鮮度を伸ばすだけで、大きな変化が出てくるわけですね。でも日本の場合は、そういう形にはなっていないんですね。ルールはルール。もしそれを仮にやったとしたら、今度はコンペティターである競争メーカーがそれをもって、いわゆる密告をしてまた社会問題、消費者庁を含めて大きな問題になる。  多分私が言ったことは、多分当たるようになるんで、食品ロスの問題というのは、そういうものであると。余りにもここで答弁を一生懸命やらせてもらったその2日後に、えらい新聞紙上、テレビでもやっていましたけれど、見ていたんで、何とタイミングのいい話やなと思ったんで、ある意味、もし見られておったら、私が説明しなくても、ああそういう意味だったんだねということをわかっていただいた。  だといって、私は、食品ロスの対応に対して、おろそかにしていいとは言っていないんですよ。日本人の持っている「もったいない」ということをもう一回考える機会を教育の現場でもやっぱりきちっとやっていくべきであると。  すなわち、ロス、ロスというのは何かといったら、子供のころからそういう教育がされていないという原点が、結果的には、教育指導部長が私のほうをちらっと見ましたけれども、教育の現場というのは、単に知識を教えるだけじゃなくて、もったいないという心をどう教えるか、子供はどう自立するかということが真の教育であるということで、教育長もよう聞いといてください。別に教育行政に、こない言ったら、普通は見たらいかんのですよ。市長がそう言ったときには、教育は分離されたものになるから、知らん顔しとったらいいんですね。そういうことについても頭に置いていただければと思います。  次に、英語教育についてでありますが、小野市においては、既に小学校においても英語の教員免許を持った専科教員により授業を行い、近隣市よりも多い授業数を確保するなど、いわゆる先手管理で教育環境の整備を進めておりますけれども、英語力を高めようと思えば、ICTの機器を充実させることよりも、ここなんですね。「何のためにやるのか」、例えばコミュニケーションやビジネス、あるいは受験といったターゲットを定めて取り組むことが重要であり、その目標に向かってみずからをもって取り組める自立した子供を育んでいくことが、小野市の教育理念であるということの答弁をさせていただいたところであります。  コミュニケーションをやろうと思ったら、日本語でコミュニケーションできない人に、英語でコミュニケーションなんて絶対できませんよ。そういうことを言うから、英語教育が前へ進まないんだと、一方でそう言う方もいらっしゃるんですね。でも、それを一番認めているのは外国人の方で、そう言われるんですね。日本人はユーモアに富んでいないし、書いたものをそのまま読むのは上手やし、私みたいに何にも書いていないことをべらべら言うのも言い過ぎやけれども、そういう英語教育の本質というのは、だからこれから多分、今回、文科省の英語教育に対する、受験に対する仕組みが変わりましたけど、何とか努力しようということはいいんですが、例えば小野市が、中学3年生まで英検準2級を全員が獲得すると、のために、英語がもうできた人は、もう英語は来なくてよろしいと。できていない人だけもう徹底的に教え込むと。これは、フィンランドの教育がそうですね。  行きましたら20人ぐらいおりまして、10人ぐらいは遊んでいるんですよ。何であの人たちは遊んでいるんですかと言ったら、あの人たちはある一定の水準に達しているから、それ以上教える必要がないんだと。日本でそんなことをしたら大変ですよ。そう言われてみたらそうなんですね。  要するに、どの水準まででもってよしとするのかということは、いわゆる文部科学省における手引きには載っておるんですけれども、実際の問題として、それがどのターゲットまでやってよしとするかというような教育目標の、いわゆるレベルということは、標準化されていないんですね。だから、できる人にはどんどんできるような勉強をする。で、できない人にはできるようにするんだけれども、結果的には平等に教育をするから、なかなかできない人がなかなか上へ上がってこないんだと。だから思い切って、平均点70点以上とった人は、もうほかのことをしとってよろしいと、以下の人だけをもうずっとやるというように、例えば教育行政で変えるようなことができたら、これできないですけれどね。でも、これからは、ICTの戦略になってきますと、恐らくペーパーレスで授業は、英語は、全部次から次へとICT技術で進化したスピード感でもってやっていくということになってくると思います。  次に、河川の堆積土砂についてであります。防災の観点から、民間事業者による堆積土砂の除去を促進できないかというご意見をいただきました。河川の管理面においては、採取できる場所が限られるなど、継続的にオンビジネスとしてやっていくには、難しい面がありますが、いわゆる河床掘削は河川の流量をふやすのに非常に有効な手段であるということから、先進地の取り組み等を研究して、国や県とも連携してまいりたいとそのように考えております。  この件については、今回の国土強靱化予算、全部で102兆円の予算の中に、かなり色濃くこの予算が入っております。ですから、小野市の場合は、最大の一級河川加古川を中心とした河床掘削、あるいは樹木の伐採ということになってきますが、本当に怖いのは、加西市から流れてくる万願寺川も土砂を運んでくるんですね。そうすると、本流が流れておって、途中で万願寺川の西脇町のところで水がたまって、バックウオーター現象になって、いわゆる本流に入らないで手前で破堤すると、越水して。同じようなことが、上のほうの東条川と加古川本流がするところの、ちょうど豊臣秀吉の太閤の渡しと言われておりますけれども、あそこがちょうど狭くなっているんです。それもまた河川が狭くなって、かつ東条川から流れてくる水がそこでいわゆるバックウオーター現象が起こる可能性があると。これ、私が言っていることが当たらないことを願うんですけれども、どう考えても危ない地域はそこだということになります。  ですから、流域面積をどうふやすかということについては、土砂掘削しかないということで、そのときに市民住民も一緒になって、河川の樹木の伐採ぐらいは、全員みんなである一定の特定の日に伐採をやろうやないかという、それは2つの狙いがあります。  実質に伐採をやっているということについて、国土交通省に我々はみずからやっているんだと。だから土砂掘削は積極的にやってほしいということと、市民が河川の現状を認識するということ。小野市のように、桜づつみ回廊という親水という意味での、つまり水に親しむという意味合いで河川に桜を植えることはいいんですけれども、いざといったときに河川の底が今どうなっているのかということは、昔の方はよくわかっていましたね。なぜか。私たちの時代は河川で泳いでいたから。ここに雑魚おった、せやけど、ことし全然、土砂がたまって、全然違うなと。そういうことを肌で感じる、つまり認識学じゃなしに体験学に学んどるんですね。  だからそういうことから、我々はもう一回、河川について、頭で考えるんじゃなしに、体験学に学ぶという、現場・現物主義ということをもう一回改めて知ることが、それがありきたりの防災教育よりは、もっとはるかに大事なことであるとこう思っておるところであります。  次に、災害時における水道事業についてでありますが、船木浄水場を初め、市内4カ所の配水池の耐震化を現在もう既に完了しておると、また基幹管路の耐震化も今年度中には約80%、これ全国平均が約40%でありますので、80%となる予定であります。  また、小野市は、地形的に市内全域において津波はないですね。水害に見舞われる可能性が少ないという地域特性があります。加古川流域は別です。大規模な災害時には、兵庫県企業庁や県内各市町と締結している応援協定に基づき、連携した対応をとっていくことになっておりますが、この件については、議員のほうでも一度またよく、どういうんですか、調査をしてほしいと思います。はっきり言えば、学んでほしいと。  水道と下水が今どのような連携協定のもとに、小野市だけではなくて、どのようなところに貯水池が何カ所あって、それは何日間耐えられる水が保水されているのか。加えて下水は、どんな機関で協力し合ってやっていて、今、耐用年数がどれぐらいになっておって、それでどのような会議体が行われているか。つまり、今回の関東で行われた水害にとって、どこもそうでありますけれども、下水がだめになる、水につかることによって、全面的に水道も含めて、いわゆる水に関係するのは全滅になったわけです。  電気が消えたらだめになったのと同じように、どうしてもこの下水処理というのは、非常に重要な施設であるということで、これは広域連携できていると同時に、県に対して、いわゆる黍田にある広域下水道は、どうやって、いわゆる輪島じゃないですけれど、少々水が来ても中へ入らないようなことをやっていくということもやっぱり必要であろうということであります。  この辺のところは、関係部門で既に検討が進められているというところでありますが、もっと具体的ないわゆるスケジューリングをきちっとする必要があるということだと思います。  次に、随分議論になりました、イノシシの被害対策の強化についてでありますが、イノシシ対策の専門チームを市につくってはどうかというご提案をいただきました。  現実問題として、その“機能”、つまり果たし得る役割を果たすには、専門的な知識、経験、技能を持った人でないと対応できるものではありません。私も、イノシシぐらい鉄砲で撃つの簡単やと思ったけれど、なかなかそうはいきません。猟友会の人にもぼろんちょに言われながら、これは信頼感を持ってのぼろんちょの言い合いやったんですけれども、実にわなをつくるにしても、箱をつくるにしても、特にわななんていうのは簡単じゃないですね。相手はやっぱりイノシシもあほやないですから、よう考えよるんですね。それとやっぱり生き物を殺すということには変わりはないわけですね。この辺のやっぱりステータスを、そういうことをやってもらえる人に、どうやって皆さんが感謝と敬意を表するかという、そういう面もちゃんとやっていかないと、ただ単にチームをつくって、お金を出すからこれでやれといって簡単に言うけれども、そんなのビジネスとしてやるわけにはいかんわけですよ。一方では、生き物をやっぱり殺傷するわけですからね。人には言えても、自分がやる上では、なかなかそうはできないですよ。じゃあ、簡単に犬や猫を目の前で殺せるかといったら、そんなのできないのと同じように、イノシシだって同じだよね。だから、そういうようなことの面からも考えていかないと、ただ単に今のイノシシの現状が大変だから、よって、それに対するいわゆる捕獲チームを編成して、それで一頭につき、今、8,000円かな、それで捕獲をやろうということで、数合わせでやっていくと。しかも、小野市だけやってもだめなんで、小野市でごっついやれば、加西市へ逃げていくかもしれんし、加西市が一生懸命やれば、小野市へ飛んで帰ってくるかもしれんし、だからやっぱり広域連携もやらないと。  ただ、非常にイノシシの被害が今、皆さんいろんな対応をしているわけですけれども、現実にイノシシが水稲を荒らすだけだったら、これ農業共済の共済事業で保険で対応になるけれども、土手や溝まで穴あけてしまうんですな。そういう問題もあるということで、対応していかないかんということであります。  そういう中でありますけれども、先ほど言いましたように、広域的にやっていくという、当面、各自治会においては、多面的支払交付金というのがありますので、それを活用した対策をお願いしたいと思います。多分、これでは対応できないだろうということは、私自身も答弁いたしましたものの、質問された議員も多分、そうだねというように私は多分理解されていると思いますが、それだけ厄介なものであるということであります。  なお、このたび、小野市手数料徴収条例等を改正し、全面的に住民票などの発行手数料や施設の使用料等の見直しを行いました。  これまでのたび重なる消費税率の引き上げ、すなわち3%から5%、5%から8%、そして10%とこうなったわけですけれども、その間、全然上げていなかったんですね。  委託料等の高騰に伴いまして、管理コストに見合う適切な料金負担に改定したものであります。  現在、その管理コストのどれぐらいを占めているかということは、先ほど来、反対討論ありましたけれども、いわゆる250円が300円になったんですけれども、実質コストは350円ぐらいで、それに機器類を入れますと、補填されるのが約18%なんですね。18%しか回収できていないのに、あと72%を、金額は少ないように見えますけれども件数が多いと莫大な費用になってくるんですね。それやったら、ほかに弱者のためにもっと新しい施策に投入していくということのほうが費用対効果から、あるいは目的から望ましいんじゃないかと。ただ単に、ポピュリズム的に市民が目先のことで喜ぶような政策というのは、リーダーとしてはやるべきでないと、こういう大局に立った考え方をやっていかないとだめだろうというところであります。  で、今後の人口減少社会の中で、行政サービスを維持していく上において、結果として将来において、市民全体の負担を軽減することになるものであるとご理解いただきたいと思います。  つまり、短期間的に見るんではなくて、将来じわっと効いてくる、これ負担割合というのは、全体の財政を圧迫してくる。なかなか政治というのは、市民の目を伺わずやるわけなんで、近隣市もそうでありますけれども、なかなかこの種のものは上げるなんていうのは、なかなかできないですね。多分、小野市がこういう大改定をやった結果、他市はこの際、いい機会やからといって、多分来年ぐらいはどこもが施設の改定に動くでしょう。小野市が医療費の無料をやったときに、その三、四年後には、皆やりましたよね。それから、保育料の無料をやったときに、国まで後からやってきましたよね。だから、手数料の見直しをやりました、きっと近隣市は同じように、気がついてみたら、どこもが同じように手数料を改定することになると、そういうことであります。当たらないことを願っていますけれども、私は100%当たると思います。そういう情報だけはきっちりとつかんでいると思いますので。  また、今期定例会におきましても、そういうようないろんな質問に対してのお答えをさせていただいたところであります。  市民の方々から、新しい方式として今回から取り入れられました、いわゆる傍聴席からの質問を受けるということについて、いろいろありました。  まず1点、北播磨総合医療センターの泌尿器科が予約制になっていることについて、この件については、診察に時間を要して待ち時間が非常に長かったということで、予約制をとっているものであります。これは、どうすればいいのかといったら、もうかかりつけ医による予約と紹介状を持って診察、初診を受けていただきたいということであります。  今、北播磨総合医療センターは、医師が約160名になりました。看護師が五百数十名、その他入れて1,000名、プラス、パート等を入れて1,300名がここで働いています。  そういう病院の経営ということについて、これからやっていくわけですけれども、近隣市の病院も加西市が266床、これを199床にします。そうなってくると、急性期医療ができないんで、北播磨総合医療センターと加西病院との間で包括協定をやって、お互いに助け合おうという協定をこれから進めようということをしております。  すなわち、病床数が減ったからといって、前はどこかにその病床数減ったものをどこかに持っていったんですね。今の医療行政の中でそれが、国家としてやらないことになっているんです。つまり病床数が減ってくると、そのまま減った形になっちゃうんですね。どっかがその役割を担わないかんと。北播磨5市1町の病院の中では、多分150床ぐらいがトータルで病床数が減るという可能性があると思います。そうすると、北播磨総合医療センターは、小野市と三木市が約16億円の負担金で維持管理をしているんですけれども、全然負担金を伴っていない市の人たちも命の、先ほど言ったように、医療には市境等がないということで、それを受け入れる形になっています。そういうことに対して、じゃあ、応分の負担はどこがどうやるのが望ましい姿なのかということもいずれ議論しなければならないことになるでしょう。  現に、播磨看護専門学校は、ある意味では、あんぱんでいいますと、あんこがないんですね。どういうことかというと、あそこでお医者さんは北播磨総合医療センターから送っているわけですね。つまり、我々は構成市ではないんですけれど。つまり、先生がなくて、お医者さんの先生なくして学校は成り立たないですね。実習先はどこなのか、北播磨総合医療センターへ来ているんですね。それできょうの新聞に、西脇市長は維持していくと言っている。維持していくと宣言される以上は、講師の医師の派遣も、それから実習先も、まず主体性を持って構成市でやるという宣言してからやってほしいと。だといって何も協力しないとは言っていないんですよ。そういう本質を市民住民はしっかりと見定めなければならないということを申し上げておきたいと思います。  次に、災害が多い中で、消防職員の人数は適正なものについて、要するに消防職員がかわいそうやないかと、少な過ぎるんちゃうんかという質問でありましたけれども、これは救急とか火災の発生件数など、実際の出動件数から見れば、現在は、消防長がお答えしたんですけれども、適正な人数となっておるということであります。70名弱であります。  実を言うと、定員にはなっておりません。わずかに不足いたしております。これは、毎年、採用する段階において、ふやしてきておりますけれども、しかし、何が適正かということになったら、災害の規模にもよりますし、それからこの技術革新、イノベーションによって、機器も昔とは違っているんですね。そういう中で、当然そこに定員というのは、過去の定員とこれからあるべき定員というのは、考え直さないかん時期に来ているんですね。それを定員は、前からこうやからといって定員をやっている時代ではないと。これ、消防団の定員もそうなんですね。数多けりゃいいというもんじゃないんですね。本当に機能的に展開できる消防職員というのは何人なのかということは、考える必要があるということであります。  救急や火災の発生件数は、実際の出動件数から見れば、適正な人員となっとるということであります。  大規模な災害時には、消防団、自衛隊、また自治会などにも協力を要請して、連携して対応していくということであります。消防のみで対応するのではないということをご理解いただきたいと思います。  次に、前谷川の草刈りという話がありました。これは、地域ではなかなか対応できないということが出てきたんで、何とか市で、あるいは県でやってもらえないかということでありました。  これも、堤防を川の堤の草刈りとか、あるいは堤防の草刈りというのは、高齢化社会でなかなか難しくなっている。そうすると、自動草刈り機ということについて、どのような助成制度によって効果的に発揮できるのならば、それを研究した上において、私はそれを今考えておるところであります。ただし、やれるかどうかは、これはまたしっかりと検討しないかんと。まだちょうど過渡期であると思いますね。角度によっても違うし、またそれをやると、みんなで草刈りをやって、最近元気かというようなことの、そういうことを言いながら、地域コミュニティが再生されているのに、誰かに任せて自動草刈り機で全部やってしまうという社会がそれでええんかと。また同じようなことを言うんですけれども、その辺のところについても、私は検討が必要であろうと思います。  次に、小野アルプスへの案内看板、これはもうご指摘されたとおりであります。もう即、わかりやすいようなものを考えていきたいというところであります。  しかし、実際に、担当にいろいろ聞きますと、いや、ちゃんとアルプスへ行く道はちゃんとできとるというんですね。そうすると、来る人は、やっぱりちゃんと一遍調べて来いよというところもあるんですね。しかし、“おもてなし”という感覚からいうと、わからない人にはわかりやすくするというのが、要件であると。  以上、さまざまなご意見をいただきましたが、組織というものは満足したときから、私は劣化が始まるということを申し上げてきました。決して満足することなく、これらのご意見等の趣旨を真摯に受けとめて、さらに住みよい小野市のまちづくりのために生かしてまいる所存であります。  さて、年の瀬も押し迫り、ことしも残すところ、あと6日となってまいりました。ことし1年を振り返りますと、実に20年ぶりとなる市長選選挙の結果、市民の皆様からの絶大なるご支持、負託を得て、多選批判を大いに受けましたけれども、6期目の市政を担う栄誉を賜り、また時代も平成から令和へと新たな時代を迎える中で、これまで以上に、「次世代へとつなぐ小野市の新たなまちづくり」を加速させた1年であったと考えております。  まず、ご承知のとおり、新たなまちづくりの中心、まさにランドマークとなる市役所新庁舎でありますが、その外観もほぼ完成しており、5月の連休明けのオープンを目指して、設備や内装工事にとりかかっております。来る3月20日には、竣工式と内覧会を予定しており、いち早く市民の皆様方にご披露できるものと思っております。  また、先ほど申しました年間35万人が訪れる白雲谷温泉ゆぴかも景色とお風呂が一体化するインフィニティバスを取り入れるなど、全面的な改修を行い、昨日リニューアルオープンいたしまして、最初に冒頭で説明したように出足好調ということであります。皆さんに少しでも喜んでいただけるような拠点をしっかりと整備をしていきたいとこう思っておるところであります。  さらに、将来の雇用の創出や税収増を見込み、小野市の持続可能な発展を支えるひょうご小野産業団地におきましても、全8区画、約24.7ヘクタールのうち、新都市中央線、病院の前を走る道でありますけれども、そこの3区画、約8.5ヘクタールの先行分譲を今現在、開始しておりまして、2月下旬には分譲企業第1号が決定する運びとなっております。最終的には、新たに今の工業団地、約6,300人を超える工業団地に加えて、新たに工業団地が約1,000人強の、いわゆる雇用を生み出すということであります。新都市中央線沿いの北播磨総合医療センターから小野工業団地、小野流通等業務団地に至る一帯は、1万人以上の方が働く一大拠点となる予定であります。そこと神戸電鉄を結ぶ、いわゆるコミュニティバス、プラス、通勤バス、つまり労働人口をどう確保するかが、一番大きな問題であります。昔は、工業団地を整備しました、これで働く場所ができて喜んだ、そうじゃないんですね。働く労働人口をどう確保するかということが、工業団地を左右するということです。どこでも工業団地をつくればいいというもんじゃないです。  それと、経営の面から考えますと、できるだけ空気を運ぶような、いわゆる語弊があったらいけませんので、倉庫とかそういったものよりは、いわゆる償却資産等にかける償却税を多く納めてくれるような製造メーカーとか、あるいは工場の数がそれでふえるわけですね。いわゆる固定資産税を確保するという。手を挙げている会社はどこでも来てもろうたらええというんじゃないんですよ。できたら、小さくてもええから、本社を誘致するのが一番大事なんです。  このことについては、この事業は県と小野市が一緒になってやっているもんですから、その件については、当初の段階から県企業庁にはっきりとそういう要望事項として出しているということでありますので、単純に工業団地が整備できました。県は売れたらよかったと。小野市はそうはなりませんからね。持続可能な水道料金、下水道使用料、償却資産等を含む固定資産税、それから雇用を確保して、その人たちは小野に少しでも住んでくれる可能性がある人、加古川で家を建てるんやったら、東播磨南北道路ができたらわずか12分で来れるわけですから、そうすると、そこへ勤める人たちがそこで家を建てるということになってくるわけで、つまり工業団地だけを拡張したりつくることが目的でないということを頭に置いとかなだめなんです。  工業団地は、いわゆる一つのターゲットであって、それに付随する付加価値をどうつけるかが工業団地の戦略であると。土地があるから工業団地にしたらええという、そんなの全然、経営ではありませんからね。その辺はよくご理解をいただきたいというところであります。  そういうことで、最終的には、ここは1万人以上の人が働く一大拠点となる予定であります。  このほかにも、“交通政策ではなく福祉政策である”という理念のもとに平成16年以来取り組んでまいりましたらんらんバスも、今や8台11ルートで市内の全域を運行し、年間の利用者数は過去最高となる現在18万人を超え、市民の足として定着をいたしております。  また、小野市にとって明るいニュースも続きました。  東京オリンピックの聖火リレーのルートに選出されたほか、小野市出身の田中希実さんがカタールのドーハで行われた世界陸上競技選手権大会女子5,000メートル種目において、日本歴代2位のタイムを記録して、2008年の北京オリンピックに出場したあの小林祐梨子さんに続いて、東京オリンピック出場への期待が非常に高いと、そのときは皆さんとともに応援をしたいと思うところであります。  また、全国中学校総合体育大会の柔道競技におきましても、小野中学校9年生の藤村心大君が男子66キロ級で優勝するなど、次世代のオリンピック候補生というべき子供たちの活躍も続いておるということであります。  いよいよそういうこともあって、来年になりますと、市役所の新庁舎の開庁はもとより、小野市初の400メートルのタータントラックを備えた全天候型の陸上競技場であり、そして災害時には自衛隊の活動拠点となる小野希望の丘陸上競技場がオープンするほか、歴史的遺産である堀井城跡を活用したグラウンドゴルフ8コースを含む堀井城跡ふれあい公園もオープンいたします。  なお、陸上競技場には、第4種公認ということで申請をいたしておりましたところ、審査に通りまして、めでたく、いわゆる公認コースとして認められました。したがって今後は、あそこで場合によっては北播地区全部の体育大会も、陸上競技大会もやることができる、サッカー大会もできるでしょう。あってはならんけれども、災害時は自衛隊の駐屯する場であり、テントを設営する場となるということであります。  市制施行65周年目を迎え、小野市もようやく本格的に都市機能が充実し、これまでの小野市の数々の取り組みに付加価値をつけ、量的成長から質的成長への転換を図り、持続可能な成長の時代へつなげていくことが求められております。  そのためのこれからのキーワードというのは「技術革新」、つまりあらゆる分野における「イノベーション」であると考えています。  いよいよ来年は56年ぶりに東京オリンピック、パラリンピックが開催されますが、前回の64年大会を振り返りますと、カラーテレビの普及やコンピューター等の技術革新により、生活に密着する品々が大きく変わる転機となり、また、新幹線や高速道路の整備などは、日本経済や社会生活を支えるレガシーとして今日の成長を支えているところであります。  ちょうど私も高校3年のときに、陸上競技をやっていましたけれども、そのときにちょうど東京オリンピックがあったんですね。ですから、小野高校は聖火ランナーに選ばれませんでしたけれど、当時は。旧の国道175号がまだ舗装されていない時代でしたからね。神出ぐらいまで明石方面から聖火ランナーが走ったということが記憶にありますけれども、あれから実に50年以上たって、東京オリンピックが行われると。  本当は戦前の東京オリンピックもあったはずなんですね。小野市の井上増吉市長は、その戦前の東京オリンピックに出る予定やったんですね。決まっていたんですけれども、それが出られなくなったと。だから小野市には、東京オリンピック3つあるうちの1つは開催されなくて、2つ目は1964年ですね。それで今回の東京オリンピックということになります。  そして、その当時、かつて“三種の神器”と呼ばれた洗濯機の登場が、家事の重労働を大幅に軽減したのと同じように、現在のAIやとか、あるいはIOTといった情報通信技術や、車などの自動運転化技術の著しい発展は、今後、我々の生活環境を大きく変えることになってくると思われます。  少子高齢化や地方消滅など、日本の将来を悲観する議論が大きく報道されておりますが、我々が目指すべきは、知恵と工夫による技術革新により、持続可能な社会をどう構築していくかということであろうと考えております。  これは何も民間企業だけに限ったことではなく、国家しかり、我々の地方自治体における我々の仕事もまたしかりであります。  例えば、播磨看護専門学校のあり方とか、あるいは、ごみ処理の広域化など、20年、30年先を見据えた北播磨地域における広域行政課題に対して、さまざまな提案、問題提起を行っているところでありますが、これらもまさに、質的成長を目指した“行政におけるイノベーション”であり、これまでの画一的横並びの価値観から脱却して、新たな価値観の創造にチャレンジしなければならない時代に来ているということを肝に銘じる必要があると考えています。  これらの問題提起をわざわざしなくても小野市は何も困らないわけでありますが、しかしそうではなくて、近い将来、北播磨5市1町の人口27万人が22万人となり、小野市の人口5万人がそっくりそのまま消えるという人口動態を見据えたときに、小野市は知っていて知らないふりをするのではなくて、行政の不作為の連鎖というものを断ち切るべく、かく戦えりというのが、これこそがまさに、「新たな価値観の創造」へのチャレンジであると考えております。  そのために私たちに必要なことは、仕事に対して情熱を燃やしてやり遂げるという“熱意”であり、前例や固定観念から脱却して創意工夫を凝らすというその知恵の“創意”であり、そして、市民の声に真摯に実直に取り組む“誠意”であります。この3つの「熱意」と「創意」と「誠意」を絶えず持ち続け、小野市の行政における「技術革新」、イノベーションに邁進してまいりたいと考えております。  長々と話しましたが、最後になりましたが、議員各位におかれましては、今期定例会に賜りましたご精励に感謝を申し上げますとともに、寒さが厳しい中であります。健康には十分に、あなた健康に気をつけなさいと自分に言われとるようでありますが、私も気をつけて、新年を迎えるころには、この声もきっといい美声になっていることを願って、ことしの正月は酒の量を減らして、年末年始のゴルフもやめて、というのは言うばっかりで、後二、三日の間に元気になりたいと思いますが、今、体、ほこほこで、多分38度くらいあるんちゃうかな。どっちにしてもインフルエンザではないんで、皆さんにはうつしませんから、ご安心いただいて。ありがとうございました。  お見苦しいことで、こういうことがあってもいいんじゃないかと思います。よろしくお願いします。ありがとうございました。                 閉会 午後 2時48分...